イベントレポート
2020年09月01日

第3回 ギャラクシティ音楽コンクール本選

8月最後の週末である29日と30日に、第3回ギャラクシティ音楽コンクールの本選が行われました。
2018年に足立区・足立区教育員会の後援を受けて誕生した、本格的クラシックピアノコンクール。新型コロナウイルスの影響下にありつつも、節目となる3年目を無事に終えられたのは、ギャラクシティ西新井文化ホールと、このコンクールを支持してくださる皆様のご尽力があったからです。

加えて何よりも、参加応募をしてくださった皆様への感謝の念に堪えません。実は、今年も応募開始早々に定員に達し、出場いただけなかった方々が多数いらっしゃいました。そんな皆さんの思いに報いるほどに、ギャラコン出場者たちの演奏は圧巻でした。

【画像1挿入(演奏者)】.jpg 【画像2挿入(ロビーモニター)】.jpg

ウイルス対策のため開け放った入り口から漏れ聞こえる音に、通りがかる人々が思わず足をとめる光景が度々見られました。普段であれば、そのままロビーやホールに入ってお聴きいただくこともできたのに、と悔しい気持ちです。

今年のギャラコンはウイルス対策のための厳戒態勢の中で行われました。

【画像3 挿入(体温チェッカー)】.jpeg 【画像4 挿入(出演者待機ロビー)】.jpeg

全員の体温チェックと消毒はもちろんのこと、客席内は立ち入り禁止。ロビーは部門毎の入れ替え制で、出演者と付き添い1名のみが待機、演奏が終わり次第退出をお願いしました。そこで、ロビーにすら入れない関係者に演奏を見てもらうために、ギャラクシティ西新井文化ホールの篠塚さん、木野さん、川嶋さんに相談にのっていただき、初めてのオンライン配信(YouTube)を行いました! 

コストがかかるという難点はありますが、オンライン配信を喜ぶ声を多数いただいています。世界的なウイルス流行で変化した時代、今後のギャラコンにICT(情報通信技術)を取り入れていくための良い試みとなりました。

ギャラコン出場者たちの素晴らしい演奏からは、自粛期間の辛さを乗り越えて、あるいは音楽に癒しを求めて、真摯にピアノに向き合ってきた時間を感じました。ハイレベルな演奏が多かったために、審査会議が例年以上の長時間に及びました。

熾烈なコンペティションの中、見事コンチェルト権を手にした受賞者らの演奏は、2020年12月6日(日)の「第3回ギャラクシティ音楽コンクール入賞者記念演奏会」で聴くことができます。小学校1・2年生、3・4年生、5・6年生、中学生、高校生〜一般の部門毎に、子どもから大人までの受賞者が、ピアノコンチェルトのソリストとして、オーケストラをバックに次々と演奏する華やかな舞台です!

入賞者が「オーケストラと共演する夢」をついに叶える舞台、地域の人々が慣れ親しんだ「西新井文化ホール」でオーケストラ音楽に触れる機会を絶やさぬために、コロナウイルスの影響下にあるこの冬も、開催を目指す強い思いで取り組んでいます。

目下、指揮者の髙山美佳先生はウイルス対策をとった陣形を元に、オーケストラの構成を考えていらっしゃいます。オンライン配信についても、前向きに検討中です!

12月6日(日)に向けて、コンクール本選に引き続きギャラクシティ西新井文化ホールのご協力をいただきながら、出演者・観客・スタッフ全員にとって安全な演奏会を開催できるよう取り組んで参りますので、乞うご期待ください!!

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