イベントレポート
2018年06月01日

【ワラ民具製作・技術指導者『荒川美津三作品展』】

6月1日(金)から8月31日(金)にわたって、ギャラクシティ1階モール横展示スペースにて、藁(わら)民具製作の技術指導者 荒川美津三さんとアトリエ3230(みつぞう)のご協力を頂き、藁作品の展示が行われました。ギャラクシティにご来館された時にご覧になられた方もたくさんいたのではないでしょうか♬


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荒川さんは日本の伝統的な技術を伝えていくために、自宅に"アトリエ3230(みつぞう)を構えて藁細工の指導をしながら作品の制作に取り組んでいます。幼い時から祖父や両親が作っている姿を見ながら自然と作り方を覚えたそうです。消えそうになった伝統技術を守り、これからもあり続けてほしいという荒川さんの願いや想いが、数々の作品にいのちを与え続けています。


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今回ギャラクシティに展示されている藁民具は、そんな想いが込められた作品の一部です。
猫ツグラ・おひつ入れ・ミゴホウキ・草履(ぞうり)・かご(リュックサック)・莚(むしろ)・円座(えんざ)・草鞋(わらじ)・砥石袋(といしぶくろ)・編み袋(あみぶくろ)・べんけい・釜敷き(かましき)・注連飾り(しめかざり)が飾られました。
藁とは、稲・小麦等、イネ科植物の主に茎を乾燥させたものです。稲作や麦作において発生する副産物で、農業の盛んな日本では手に入りやすい身近な材料です。藁を編んだり縄にしたりして、生活に必要な道具、例えば衣服や履物を作ったり、しめ縄やしめかざりなど様々なものを作るのに使用されてきました。
乾燥させると腐りにくく強度も適度にあり、昔の人の知恵が生み出した藁民具。よーく見ると統一された編み目が素朴とても綺麗です。どことなくほっこりと懐かしさも感じる作品です。
しばらくギャラクシティに展示されていて、横を通るたびに目をやっていましたが、展示期間が終わりを迎えて藁民具がなくなったあとのスペースは、ちょっぴり淋しさすら感じました。

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期間中設置されたアンケートでは、約670通も集まり、「展示された作品の中で作ってみたいものはありますか?」という質問には、17種類の中で草履(ぞうり)と猫つぐらが人気でした♪また、風鈴や麦わら帽子が作りたいなどのお声もありました。
展示を見た感想には、「ぜひ作り方を教えて頂きたい。」「昔の人はすばらしい。負けずにがんばります。」「日本人の技術はとてもすばらしい、いつまでも残して欲しいですね。なつかしいものもありました。」「香りや手触りなども感じられたらなと思いました。」などなど、ここでは伝えきれないほどたくさんの感動や驚きのお声を頂くことが出来ました。

荒川さんがこつこつと守ってきた伝統技術の藁民具。またいつかギャラクシティに展示される日がくるといいなぁと思いました。

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