イベントレポート
2019年09月14日

「車いすバスケットボール!!」

みなさんは「車いすバスケットボール」をご存じでしょうか?
「聞いたことはあるけれど、実際に見たことはない」といった方や
「車いすに乗りながらバスケットボールができるの?」と思う方もいるのではないでしょうか。
独自のルールはありますが、普段見るバスケットボールと同じく迫力とスピードがある競技です。

そんな車いすバスケットボールについて知ってもらうべく、9月14日(土)にギャラクシティでは、障がい者スポーツの体験を通し、障がいについての理解を深める目的で「トライ!車いす・スポーツinギャラクシティ<<車いすアスリートから教わるバスケットボール> >」を開催し、延べ30人の子どもたちが参加しました。
なんとこちらのイベントでは実際に試合で使われている競技用車いすに乗ることができます!
皆さんが普段目にする車いすとは異なり、競技用の車いすは機動性、耐久性、操作性に特化しています。
        
さらに今回は日本車いすバスケットボール連盟 東京ブロック所属 車いすバスケットボールチームGRACEの
長野志穂コーチと実際に試合で活躍している坂本真実選手にお越しいただき、直接指導をしていただきました。

イベントスタート
さっそく子どもたちが車いすに乗り込みます。
とても滑りがよいので、乗り込むにも一苦労。
まずは基本の動きから。前進、後退、右に曲がったり左に曲がったり、ブレーキをかけたり、
子どもたちは最初は動きがぎこちなかったのですが、コーチの指導のもと徐々に車いすを動かせるようになってきました。
動きに慣れてきたところで坂本選手を交えた車いすの鬼ごっこをやってみました。
子どもたち全員で坂本選手を追いかけます。しかしさすがアスリート。軽快な動きで車いすを乗りこなし、子どもたちの間をするすると抜けてゆきました。子どもたちも負けずと人海戦術で坂本選手を壁際に追い込み見事タッチ。会場は大いに盛り上がりました。

ウォーミングアップが終わると次に4対4のチームに分かれ、車いすバスケットボールのミニゲームを行いました。

車いすバスケ①.jpg

子どもたちは想像以上に車いすを乗りこなし、パスをつなげて点を決めていました。

車いすバスケ②.jpg

両手でボールを持っていると方向転換ができずシュートがなかなか決まりません。

車いすバスケ③.jpg

車いすは座っている分、高さが出ずジャンプすることもできないので、相手のボールをカットすることがとても難しいです。

車いすバスケ④.jpg

どちらのチームも最後まで頑張りました!

どの試合も白熱し、試合終了後、会場からは拍手が送られました。
正々堂々スポーツマンシップに則ったすばらしい試合でした。
子どもたちは「シュートがうまく決められず、くやしかった」「腕がものすごく疲れた」などの声をいただきました。おそらく翌日は筋肉痛でしょう。

最後に長野コーチ、坂本選手から障がいを負った経緯や、その時の心境の変化、車いすバスケットボールを始めるに至ったきっかけなど、貴重なお話をしていただきました。
試合後で気持ちが高ぶっていた子どもたちも真剣になって話を聞き、イベントを楽しむだけでなく新たな価値観を育むことができたと思います。
長野コーチ、坂本選手、本当にありがとうございました。

このイベントをきっかけに障がいについて理解を深め、すべての人にやさしい社会づくりの足掛かりとなれば嬉しい限りです。

車いすバスケ⑤.jpg

以上こども体験チームがレポートいたしました。


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