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デジタルメディアを使って新しい「ものづくり」を行う時間「tecpot~まなべて、つくれるメディア工房」も早1年半!ボランティアの皆さんの運営で大変人気を集めています

開催日: 2017年9月27日

2016年4月よりスタートした「tecpot~まなべて、つくれるメディア工房」もこの9月で1年半を迎え、これまで多くの子ども達が参加してくれています。
このプログラムは、パソコンで様々なソフトウェアやカメラ・マイクなどの機材を自由に使い、プログラミング音楽映像制作デザイン3Dモデリングなど新しいメディアテクノロジーを使った様々なものづくりを体験できる時間で、小学生と中学生が対象となり、区内の小中学校が早く終わる毎週水曜日午後を中心に継続的にギャラクシティで実施しています。

この事業を支えてくださっているのは、デジタルメディア事業のサポートボランティア(通称:デジボラ)の皆さんで、このデジボラには20代~70代までの幅広い年代の様々なバックグラウンドを持った方々10名が登録してくださって、活動・運営をしてくださっています。

デジボラの皆さんの活動も現在2年目。専門講師を招いて本格的な研修会も定期的に行っています。

研修会の様子

「tecpot」は、このデジボラの皆さんとギャラクシティのスタッフが常駐する中、常設機材を利用して自由に創作ができる時間で、子ども達の興味に合わせて各テーマのビデオ講習を無料で受講でき、創作ができます。

「tecpot」のサイトからビデオ講習を受ける事ができます

使用されるソフトウェアは無料で入手できるものばかりで、パソコンとインターネットが使用できる環境であれば、自宅や他の場所でも創作が続けられるのが特徴です。メディアや社会の関係性に注目し、オリジナル・ワークショップを開発・実施してきた山口情報芸術センター〔YCAM〕のコンテンツ提供・協力を得て実施しており、毎回多くの子ども達に参加いただいてます。そんな人気の「tecpot」で出来る活動の一部をご紹介します。

プログラミング
「tecpot」のプログラミングソフトは「processing(プロセッシング)」というフリーソフトウェアを使用しています。なんとこのソフト、プロのアーティストやデザイナーも使う本格的なソフトでビジュアルデザインやデジタルアートの制作に向いている本格的なソフトで世界中の人々が使っています。このソフトを「tecpot」では小学校1年生から使います。

プロも使っている本格的なソフト

今は主に、デジボラの皆さんが子ども達にも分かりやすいように作ってくださったプログラム・サンプルを使いながら、参加した子ども達がプログラムを学び実践しています。

  デジボラ・辻さん、四方さんが作ってくださったプログラム・サンプル

 数字を変えるとどんな風に画面が変化するかな?

マウスの使い方が慣れていなかったり、ドラッグ&ドロップの操作に慣れない子どもに向けてデジボラ・武藤さん、辻さんがprocessingで作ってくださったゲームも人気です。楽しみながらマウスの操作に慣れていく事ができます。

子ども達が楽しく学べるゲームをプログラムしてくださいました

みんなアルファベットや数字をゆっくり打ち、その意味を学びながらビジュアル・アートを作っていきます。出来上がったグラフィックを印刷して、ペーパーバックを作ったりする子もいます。


3Dモデリング
「tecpot」の「3Dモデリング」で使うソフトは「SketchUp」というフリーソフト。建築や教育分野を始めとしてプロ・アマチュアを問わず広く普及している、こちらも本格的なソフトウェアです。このソフトを使って行う「3Dモデリング」が「tecpot」で子ども達から一番の人気です。

「tecpot」で一番人気の3Dモデリング

 デジボラ・武藤さんが作ってくださったボタン操作ガイド

このソフトを使ってまず自分の部屋や家を構成しデザインすることから始める子が多いです。3D空間をパソコン上で構成していく作業に初めはなかなか慣れずとも、デジボラの皆さんのファシリテーションで徐々に作業がスムーズになっていきます。

今まで「tecpot」に通いながら「電車が走る町」「自分のお気に入りが詰まった家」等、様々な空間を作った子ども達がいました。


イラスト
手で直に描くイラストとはまた違った創作が出来ると人気の「イラスト」。こちらはフリーでかつ多機能の「Inkscape」というソフトを使っています。様々なボタンを触って試してから創作をスタート。
名刺作りをして皆に配ったり、数回かけて自分の好きなキャラクターをデザインしたり、自分で考えたお話の絵本を描いていったり...

思い思いの創作を続けています。



他にも「映像制作」(使用しているソフトはWindows Movie Maker)でお父さんのための誕生日お祝いコマ撮りアニメを作ったり、ギャラクシティの各所を取材してPRビデオを作ったり、「サウンドデザイン」(使用しているソフトはAudacity)で自分のオリジナルの楽曲作りにチャレンジする子もいます。



終わった後は運営してくださったデジボラの皆さんとスタッフで振り返り会を必ず行います。子ども達がどんな活動を行っていたか、どのように教えたらより分かりやすいかを毎回話し合って次の「tecpot」に生かします。

毎回子ども達の活動の様子を振り返ります

「プログラミング」をはじめ現在大きな注目を集めるデジタルメディアを用いた子ども達の学びや創作活動。ギャラクシティで実施している「tecpot~まなべてつくれるメディア工房」は水曜日の放課後の時間帯を中心に、子ども達が無料でかつ大人も使う本格的なソフトを使いながら自由に自分の好きな物の創作に取り組むことができます。

それを支えてくださっているのはボランティアの皆さんですが、デジボラの皆さんの様々なアイデアで子ども達がより楽しく学び創作ができるよう「tecpot」の内容がより進化、そして深化しています。

■関連URL
tecpot(テックポット)~まなべて、つくれるメディア工房
http://www.galaxcity.jp/modules/event/index.php?action=PageView&page_id=7550

「tecpot」のビデオ学習が出来るサイト
http://tecpot.tumblr.com/