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地域の歴史や文化、自然から「妖怪」を知って、自分だけの「あだち妖怪てぬぐい」を作ろう!【夏のおわりの妖怪ワークショップ~「あだち妖怪てぬぐい」をつくろう!~】

開催日: 2017年8月26日

「妖怪」が大好きな子ども達が集まるギャラクシティの「妖怪DAY」。2017年は8月26日(土)に実施し、毎年大人気の「夏のおわりの妖怪ワークショップ」も開催しました。今回のテーマは「あだち妖怪てぬぐいをつくろう」ということで、小中学生計31名が参加しました。昨年も参加して今年も引き続き参加してくれた妖怪大好きなお友達もいました。

今年も「妖怪の先生」天野行雄さんに来ていただきました

先生は一昨年・昨年に引き続き妖怪にとってもくわしい造形作家の天野行雄さん。モノノケをテーマに活動するアートユニット「日本物怪観光」の怪長で、日本各地の妖怪をアートを通じて紹介するというコンセプトで活動を展開してらっしゃいます。足立区のお隣の南千住地域で展開されている「隅田川妖怪絵巻」のアートディレクターとして荒川区の小中学校でユニークな妖怪をテーマにしたワークショップなども行ってらっしゃいます。

今回も天野さんがまず初めに妖怪の話をしてくださいました。
「妖怪」とは「不思議なこと、不安に思っていることに、名前や姿形を与えたもの」だとまず説明してくださいました。江戸時代の人達は、妖怪も幽霊も含めて「お化け」や「化け物」と呼んでいたそうですが、天野さんは「物」から発生する怪異について「妖怪」と定義しているそうです。中国の霊獣・白澤(はくたく)によると11,520、世界に妖怪がいるとのことです。

同じ妖怪でも地方によって呼び名や特徴が異なるそうです。緑っぽいイメージの河童は、東北地方では赤い姿、あるいは赤い顔をしていると言われています。

その土地で妖怪の特徴が変わってきます

次は妖怪の種類についてお話をしてくださいました。
・「人魚」など生き物が合わさったもの
・「からかさ小僧」など器物が化けたもの

…などの種類があるそうです。

昔は「付喪神(つくもがみ)」と言われるように、時を経た器物は「化ける」と考えられていました。
ここ足立区にも妖怪がいます。古い文献に残っている妖怪を紹介してくださいました。
 
★「金玉」…カネダマは唸りながら飛ぶ。カネダマが出た家は滅び、カネダマが落ちた家は栄えると言う。オカシラという家では30年程前にカネダマが裏の藪に落ち、それから栄えだしたと言う。

★「火柱」…ヒバシラ(火柱)はイタチが焚く、と言われている。燃え上がる赤い焔で、これを見た人には良くないことが起こると言われている。

足立区に伝わる妖怪

その他にも昨年出版された書籍『隅田川妖怪教室』に掲載されていた足立区にまつわる妖怪を天野さんが描いた原画の数々も後ろに展示されていて皆で見ました。

妖怪の説明をお聞きした後は皆が楽しみにしている「あだち妖怪てぬぐい」の作り方を聞きます。
会場内には今年も足立区生物園からお借りした足立区内で生息していた(生息している)生き物や、足立区立郷土博物からお借りした区内で昔使われていた古道具の数々が展示されています。

足立区生物園からはジャコウアゲハとそのサナギ(番長皿屋敷のお菊さんを思わせるとして「お菊虫」と呼ばれているそうです)、タガメ、ナマズ、ヒキガエルがやってきました。

ジャコウアゲハのサナギは「お菊虫」と呼ばれています

足立区立郷土博物館からは昔、区内の家々で使われていたという民具の数々、火熨斗、火熨斗鏝、湯たんぽ、ネコあんか、羽釜、柳行りがやってきました。

昔使われていた様々な道具 どんな風に使われてたのかな?

このような足立区にまつわる道具や生き物がモチーフとなったステンシルシートを組み合わせ「あだち妖怪」を考えていきます。展示されている物以外にも昔、区内でセリを収穫するために使われていた道具、現在も北千住の商店で見ることの出来る「地口行灯」、現在も区内で作られている「絵馬」など、足立区の歴史を感じることの出来るステンシルシートがあります。

他にも足立区ならではの道具の数々を紹介してもらいました

「あだち妖怪てぬぐい」づくり開始!

「百鬼夜行絵巻」さながらの興味深い「あだち妖怪てぬぐい」の数々が出来上がりました。

 

皆が考えた「あだち妖怪」 何だか楽しそうです

参加した小中学生や保護者の方からは下記のような感想が寄せられました。
・子どもの好きなスタンプ、ステンシルなどを使いながら妖怪にも興味を持てました。楽しかったです。来年もやりたいです。(保護者)
・足立区にも妖怪がいることを知りました。ジャコウアゲハのさなぎを見ることができてよかったです。妖怪はこわいだけじゃなくてかわいいと思った。(小学生)
・妖怪の歴史がよく知れてよかった。(小学生)
・妖怪のことを楽しくつくったり学んだからとてもよかったです。(小学生)

ワークショップの最後に天野さんから「妖怪を知ることは、自分の住んでいる町を知ること。妖怪を通して町に残る歴史や自然、文化などを見直して欲しい」というメッセージがありました。

ワークショップ後に天野さんへ熱心に質問する子もいました
 
関連URL:
夏のおわりの妖怪ワークショップ~「あだち妖怪てぬぐい」をつくろう!~
http://www.galaxcity.jp/modules/event/index.php?action=PageView&page_id=8167